スポンサーリンク

サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会

モンティ地区

牢獄の聖ペテロをつなぐのに用いられ、すでにローマにあった断片と奇跡的に一つに結びついたとされる鎖を保存するために、5世紀に建設された教会。そのため、鎖(ヴィンコリ)という名前がつけられた。この鎖は祭壇下に納められ、毎年8月1日に信者に開帳されている。鎖が収められている箱は祭壇の下に祀られているので、見ることができる。

教会の建物はその後多くの教皇によって手が加えられたが、特にユリウス2世の時に大きな改修が行われ、円柱に支えられた5つのアーチのある入り口を持つ現在の構造になった。

スポンサーリンク

教会内部

内部は三廊式で、ドリス式のギリシア大理石の円柱は初期キリスト教時代の教会のものである。身廊の天井に描かれたフレスコ画は、1706年にジョヴァンニ・バッティスタ・パロディによって描かれた「奇跡の鎖」が描かれている。

グェルチーノ作、『聖アウグスティヌス』

右側廊2番目の祭壇には、スケッチが素晴らしく偉大な画家の仲間入りをしたグェルチーノことジョバンニ・フランチェスコ・バルビエーリの作品、「聖アウグスティヌス」がある。

グェルチーノというのは、彼が斜視であったことからついた「やぶにらみ」という意味のあだ名である。

ミケランジェロ作、『ユリウス2世墓碑』

この教会が有名なのは間違いなくこの作品のためでしょう。右翼廊にある教皇ユリウス2世の墓碑。ミケランジェロが40年近くかけて完成させた作品。当初はヴァチカンに置かれる予定だったこの作品だが、最終的に当初の予定を大幅に縮小し、この教会に設置された。彫刻は7体あるが、ミケランジェロ作は3体だけである。そのうちの1体、中心にいる「モーセ」は高さ2mもある。裏返しになった十戒の板を右上で抱えている。

頭の2本の角があるが、これはヘブライ語の”光線”を”角”と誤訳したことから光の象徴として角が描かれることになった。シナイ山を降りてきた時に「モーセの頭には角があった」という文章、正しくは「モーセの頭は光輝いていた」だった。

両サイドの2体の女性像もミケランジェロ作と言われている。それぞれ活動的人生と瞑想的人生を象徴している。

 

コメント