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カピトリーニ美術館【musei capitolini】

カピトリーニ美術館のセナトリオ宮正面。 カンピテッリ地区

 

カピトリーニ美術館はコンセルバトーリ宮殿、ヌオーボ宮殿とセナトリオ宮の3つの建物から成る美術館。

1471年に建設されたこの美術館は世界中で最も古い公共の美術館であると考えられている。この美術館に展示されている多くのものはローマの街と深いつながりがあり、主に古代ローマの歴史に関連する展示がされています。

コンセルバトーリ宮殿の中庭

カピトリーニ美術館の入り口すぐのコスタンティヌスの頭部

 

美術館の中に入ると、すぐに古代ローマ時代の彫刻が現れます。

入口前の中庭では巨大な彫刻の一部や像があります。少なくとも6mはあった巨大な像の頭部と右手はマクセンティヌスの聖堂にあったコスタンティヌスの像の一部です。

この像はもともと大理石と金メッキの青銅によってできていましたが、別の作品に使用するため持ち去られたと考えられています。

 

棘を抜く少年

カピトリーニ美術館の棘を脱ぐ少年の像

 

羊飼いの少年であろう若者が岩の上に座り、足を交差させ左足に刺さった棘を抜こうとしている像です。

この作品は、1471年にシクストゥス4世が最初に寄贈したものの内の1つで、常に人々を魅了してきた人気のある作品です。紀元前1世紀から紀元後1世紀あたりの作品で、ヘレニズムの工房で作製されたと考えられています。

 

カピトリーニ のオオカミ

ローマのシンボル狼と双子

 

オオカミが双子のロームルスとレムスに乳をやっているこの像はローマのシンボルです。街を歩いていると時々このシンボルを見つけることができるので探して見てください。

ロームルスがローマを創設したと言われています。アイネイアスの子孫であり、処女が義務付けられたウェスタの巫女であった女神レア・シルウィアと軍神マルスとの間に生まれた双子です。通常、純潔の誓いを破ったウェスタの巫女は死刑を言い渡されますが、レア・シルウィアは王家の血筋であったので、助命され監禁されることになりました。一方、双子には死刑が言い渡されました。

双子を殺すよう命令された兵士は、幼い双子を憐れみ、籠に入れてテヴェレ川に流したのです。幸運にも籠は入り江に座礁し、オオカミによって発見され数日間乳を与えられました。羊飼いが彼らに気づき、自分の家に連れて帰りました。この二人の新生児がローマの創設者であると神話では言われています。

マルコ・アウレリオの騎馬像

マルクス・アウレリウスの騎馬像

 

この像は古代から現在まで無傷で残っている唯一の騎馬像です。他の多くの青銅でできた異教の像はキリスト教徒によって破壊され、武器や別のものを建設するのに使われてしまいました。

馬に乗った姿が、キリスト教徒にとって聖人のような存在である皇帝コスタンティヌスだと信じられていたため、破壊から逃れ、ラテラーノ宮に保管されていました。その後1538年にパウルス3世によってカンピドリオに移されました。

現在は保存目的でカピトリーニ美術館の中に移され展示されています。カンピドリオ広場の中心にはこのレプリカが設置されました。

 

カラヴァッジョの2作品、女占い師と洗礼者ヨハネ

カラヴァッジョの洗礼者ヨハネ

 

絵画館にはカラヴァッジョの2つの作品が展示されています。

「女占い師」では、女のジプシーが手相を見るふりをしながら、若者の指から指輪を抜き取ろうとしているところが描かれています。

良家出身であろう身なりのいい純真な若者と抜け目のないジプシーを描いた、この画家の持ち味が存分に発揮された写実的な作品です。

聖ヨハネはカラヴァッジョが最もよく描いた題材で、なんと少なくとも8つもの似た構図の絵が残っています。

ここでは聖ヨハネであることを示すラクダの皮と杖状の十字架が描かれ、腕には雄羊を抱えています。

カピトリーノのヴィーナス

カピトリーニのビーナスの像

 

カピトリーノのヴィーナスです。大理石でできた高さ約193cmの像で、紀元前360年偉大なギリシャの彫刻家プラクシテレスの像を模倣したもので、芸術の歴史において初めてのヌード彫刻の一つと言われています。

プラクシテレスの像は、美を司るギリシャ神話の神アフロディーテを表したもので、現在のトルコの南に位置する聖地クニドスに置かれていました。

この像はエスクイリーノの丘のサン・ヴィターレ聖堂の近くで1600年代終わりに発見されました。そして1752年ベネディクトゥス14世によって購入され、カピトリーニに寄贈されました。

瀕死のガリア人

カピトリーニ美術館の瀕死のガリア人の像

 

モチーフは、半分横たわり顔が下に向いて今にも崩れ落ちそうになっているガリア人の兵士です。

古代ローマの作者不明の作品で、ギリシャ文化の大ファンであったローマ人がよく行っていたギリシャの像を模倣したものだと推定されています。

ギリシャの原作は、トラキアに定住していたケルト人とガリア人の攻撃を撃退したことを祝ったものでしょう。

戦いに破れた兵士の無念さがありありと表現されており、この作品はすぐにとても人気の作品となりました。

 

 Piazza del Campidoglio, 1
時間: 9.30-19.30
12/24, 31  9.30-14.00
閉館日:1/1, 5/1, 12/25