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サン・パオロ・フォリ・レ・ムーラ大聖堂

サンパウロ大聖堂正面の写真 城壁外

ユネスコ世界遺産に指定された壮大な建物。150本の円柱からなる柱廊があり、中央にある中庭には彫刻家ジュゼッペ・オビチによって建てられた聖パウロ像が、訪れる者を待ち受けているかのよう

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歴史

 

サンパウロ大聖堂のパオロの像

64年ローマに悲惨な大火事が起こった時、皇帝ネロはキリスト教徒の仕業であるとし、多くのキリスト教徒を迫害したと言われている。(本当はネロはキリスト教徒を迫害していなかったとの説もある)パウロも迫害されたうちの1人であった。

パウロが埋葬されたこの場所には多くの巡礼者が訪れたため、4世紀にコスタンティヌスによって、殉教者に捧げる教会が建設された。

その教会もあまりに多い巡礼者を迎えるには小さすぎたため、大きな教会に建て直された。元の教会の10倍以上大きい新しいサン・パウロ聖堂が建設され、1823年の火事で焼失するまで聖パウロに捧げる聖堂として親しまれた。

火災直後の1825年、レオ12世は再建することを決定し、大変多くの人々からの寄付が集まり、再建された。その時教皇は以前の聖堂をそっくりそのまま再現するよう依頼した。そのため現在の聖堂は火災で焼失したものとほぼ同じである。

入り口

サンパウロ大聖堂の外壁のモザイク画

使徒の一人である聖パウロの像は頭までマントに包まれており、左手には鞘から抜かれた剣を胸に当てており、左手には本を抱えている。

柱廊の150本の柱はマッジョーレ湖に面したモントルファノの採掘場から運搬船に載せてローマまで運ばれた。

柱の上には、1800年代後半に建設当初のデザインをほぼ忠実に再現されたモザイク画。下4人は偉大な預言者イザヤ、ダニエル、エレミア、エゼキエル。その上にはキリストと十二使徒を表した羊と、聖ペテロと聖パウロの中心で加護を与えているキリストが描かれている。

 

身廊とガッラ・プラキディアの門

サンパウロ大聖堂中央身廊

聖堂に入ると80本の大理石の柱と巨大な身廊と4つの側廊が広がっている。サン・ピエトロ大聖堂に続く世界で2番目に大きい教会で長さ131m、幅65m、高さ30m。

左右には36の聖パウロの生涯を描いた絵画が飾られている。それら絵画の下には初代ローマ教皇聖ペテロからフランシスコ1世までの歴代の教皇の顔が描かれたメダリオンがある。

祭壇に沿って上を見上げると中央の身廊と翼廊の間に勝利の門、400年頃この門の作成を援助した皇后の名をとって別名「ガッラ・プラキディアの門」と呼ばれている門がある。中央のキリストはビザンティン様式で描かれており、端正でありながらも威厳のある姿。その下には聖パウロ、聖ペテロがいる。

 

天蓋と後陣

サンパウロ大聖堂の祭壇上のモザイク画

ガッラ・プラキディアの門のすぐ後ろには天蓋、つまり4つの柱によって高く持ち上げられた小さな聖体のための祭壇がある。有名な建築家アルノルフォ・ディ・カンビオによって作られた。この祭壇は1827年の火災の際にも焼失せず現存している。ゴシック様式で建てられ、先端が鋭く尖った4本の斑岩の柱と内部に先の尖ったアーチがある。

祭壇の下には聖パウロの墓。中には聖パウロの遺体の一部が収められていると言われている。

後陣はインケンティウス3世によって美しいモザイク画が作成された。中央に加護を与えているキリストと福音書が、その左右にはキリストを囲むように聖ルカ、聖パウロ、聖ペテロ、聖アンドレアがいる。

聖堂の他に、多くの彫刻、フレスコ画、初期キリスト教の石棺の置かれている回廊付き中庭、絵画館を訪れることができます。

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